2016年3月5日土曜日

モーターフォーカサーを自作する

週のはじめに内視鏡手術を受けたので運動は自重している。お腹の中には洗濯バサミが入っているし(排出は未確認)、今週も仕事の方はけっこういろいろあったから、今日はゆっくりしようと思っていた。
先週末にCNCで切出しておいたアクリル板に部品を載せるくらいがちょうどいい。
作っているのは天体望遠鏡のピントあわせに使う道具でモーターフォーカサーと呼ばれるもの。手で望遠鏡のピントノブに触ると視界が揺れてピントが合わせにくい。この解決策としてモーターでピントノブを回す、こうした道具が売られていているのだが、持っている望遠鏡に取り付けられるのかがよくわからないので自分で作ることにした。
モーターの回転を減速してピントノブに伝えるのだが、モーターの回転そのものを調整できるとさらに使いやすいはずだから、秋月で売っていたDCモーターコントロールキット(800円!)を使うことにした。DRV8832というICが、モーターの正転,逆転,速度調整等ほとんどの事をやってくれるので基板の構成はいたってシンプル。DCモーターを制御する完成基板やキットはいろいろ売っているのだが、これを選んだのは電源が3Vで済むからだ。あいかわらず下手くそな半田付けにトホホな気分を何度も味わいながらなんとか完成させる。
まぁ動くには動いたのだけど、合焦ノブと減速ギアの接続に使っているユニバーサルジョイントに大きな負担がかかってスムーズに回転しない。カメラにあたらないようにするためにこうしたレイアウトになったのだが、ユニバーサルジョイントといえども30度の角度を持たせているのは厳しすぎるらしい。伝動部は要再考。

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